人気商品は突然生まれない。東京ドームのお酒入りミルクティー、その原点。

TEA journal / Vol.2 前編
コンテナート | 取締役・ロンネフェルト認定ティーマスター 石田明子執筆
東京ドームシティのMILKTEAで人気のお酒入りミルクティー。
実は、その原点は9年前、代々木の小さな紅茶専門店で開いた一つのフェアだった。
当時、「紅茶にお酒を合わせる」という提案はまだ珍しく、NHK「おはよう日本」でも取り上げていただいた。
しかし、私たちにとって本当に残ったのは、テレビ放映ではなかった。9年後、その小さな挑戦は東京ドームで人気商品として実を結ぶことになる。
https://www.youtube.com/shorts/ICYoTfs8LfQ
「次に繋げるリラックスタイム」という提案

2017年10月30日から2018年4月16日まで、コンテナートでは「ミルクティーにお酒を入れるという選択〜大人紅茶フェア2017-2018」を開催した。
一日の終わりに、深い香りと味わいで冷えた体を温めてくれる一杯。忙しい現代人にとって、リラックスする時間そのものが贅沢になりつつある中で、ミルクティーにお酒を一滴加えるだけで、その時間をより豊かに演出できるのではないか。そんな提案から生まれた企画だった。
会場では、お客様自身が自分に合うミルクティーを見つけられるチャートを用意し、TEAルームでは「大人の紅茶カクテル」をご注文いただける体験を用意した。
小さな挑戦が、次の挑戦へつながる

2017年に始めた「紅茶にお酒を合わせる」という提案は、その場限りの季節限定フェアでは終わらなかった。
その後、この発想は東京ドームシティのMILKTEAで「お酒入りミルクティー」として新たな形になり、多くのお客様に親しまれる人気商品のひとつへと育っていく。
SNSで紹介すると、想像以上の反響をいただき、2017年に始めた小さな試みが、時間をかけて多くの人へ届く商品へと育っていたことを実感した。



人気商品は、ある日突然生まれるものではない。
一つひとつの小さな挑戦を積み重ね、その先にお客様に選ばれ続ける一杯が生まれる。
それが、私たちの商品づくりである。
