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トレインTVで紹介された『とうもろこし 畑のクリーミーサプライズ』伝統を守り、入口を広げる『現代アジャスト』という考え方」

TEA journal / Vol.1

執筆:石田 明子(Tea Sweets Lab CONTENART取締役/ロンネフェルト認定ティーマスター )

この記事では、紅茶専門店がとうもろこしを主役にしたかき氷を開発した背景と、伝統的な紅茶文化を現代の暮らしに合わせて届ける「現代アジャスト」という考え方について紹介します。

2026年7月16日より放映される番組「トレインTV」で、一皿のかき氷「とうもろこし畑のクリーミーサプライズ」が紹介される。

https://www.youtube.com/shorts/JRBXzZyYsFc

手がけたのは、都内唯一のロンネフェルト認定ティーブティック、コンテナートである。
目指したのは、伝統的なティータイムを現代の暮らしへ橋渡しすることだった。伝統的な紅茶の作法を一度見つめ直し、本質だけを現代の暮らしに合わせて再構築する「現代アジャスト」の実践である。

進化を遂げた素材と向き合う

「ドルチェドリーム」は、糖度約18度以上という際立った甘さとフルーティーな風味を持つ、新種のスイートコーンだ。

黄色い粒(コク)と白い粒(甘み)が一本の中に美しく並ぶ「バイカラー種」で、粒の皮が薄く果汁感があり生食も可能なことから「飲むスイーツとうもろこし」とも呼ばれている。

産地は一箇所に固定されていない点も面白い。桜前線のように、旬の時期を追いながら南から北へと産地が移っていく品種で、季節が進むにつれて全国を巡っていく。
この素材と出会えたのは、長年市場で野菜・果物を見続けてきた仕入れの専門家との対話があってこそだ。今年の天候から市場登場の時期を読み、加熱・保管の最適な方法まで、プロの知見を借りている。

「紅茶と合わせる」と伝えると毎回驚かれるが、その掛け合わせにこそ発見がある。
店舗では、コンベクションオーブンで一気に蒸し上げることで水分を逃さず、甘みを中心に閉じ込める製法を採用した。

先に甘み、後から渋み。ひと口の中の設計図

ひと口目、とろりと仕立てたドルチェドリームのソースの甘みが口いっぱいに広がる。そこへトップのカマンベールチーズのエスプーマが軽やかなコクと塩味を添え、甘みを一段引き立てる。
続いて内側の氷に忍ばせた「アッサムストレート」の重厚なコクと渋みが、ワンテンポ遅れて訪れる。とうもろこしの甘みとコクを渋みで引き算することで、口の中がすっと澄み渡り、次のひと口を誘う。後半にはバタークリームが顔を出し、軽やかさからデザートらしい満足感へと変化する。全体をアッサムストレートが締めることで、味がぼやけることなく重層的な一皿にまとまっている。

トレインTV収録の裏側――最高の一皿を待つという選択

実はこの一皿が「都市型情報ナビゲーター GOODMOVE!」で放映されるまでには、小さな決断があった。

当初の収録では、ドルチェドリームの仕入れ時期がまだ早く、素材本来の甘みを十分に引き出せる状態ではなかった。長年市場で野菜・果物を見続けてきた青果の専門家からも「まだ本当の美味しさは出せない」とストップがかかり、

この段階での使用を見送っている。そのため一度は「桃のショートケーキ」というアールグレイのかき氷で収録を終えている。

しかし、番組プロデューサーを通じて、JR東日本側から改めて「とうもろこしのかき氷を紹介したい」というご提案があり「最適な入荷時期まで収録を待っていただけるのであれば」という条件をお伝えしご理解をいただいた上でドルチェドリームが本来の甘みを迎えたタイミングで、改めて撮影を行った。

一度完成した収録を差し戻してでも、素材が一番良い状態の瞬間を選ぶ。番組プロデューサー、クライアント、そして私たちは青果のプロからのGOを待った。その結果、全員が納得できる最高の一皿を届けることができた。

紅茶を、現代の暮らしに実装する

紅茶には豊かな文化がある。しかし、時間だけでなく、道具や知識、淹れ方への不安から、その魅力に触れる機会を逃してしまう人も少なくない。だから私たちは、工程はこちら側で引き受け、誰もが気軽に本物の紅茶を楽しめる形へと再構築している。

伝統を守ることと、入口を広げることは矛盾しない。

私たちは、紅茶の本質を変えるのではなく、現代の暮らしに寄り添う形へと届け方を変えている。

それが、私たちの考える「現代アジャスト」である。

現在のかき氷メニューはこちら

https://contenart.com/event_tag/%E3%81%8B%E3%81%8D%E6%B0%B7/

店内の様子や、整理券など詳細はこちら

 

夏の快眠テクニック / ARMS / 進化系かき氷(吉祥寺・南新宿) / 冷凍みかん


執筆者プロフィール:石田明子

とうもろこし畑のクリーミーサプライズ|2026年6月30日〜


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