特集
フラムクーヘンを、昼の紅茶の時間へ ロンネフェルトがつないでくれた、ドイツの食文化との縁
フラムクーヘンという料理をご存じでしょうか。
フランス・アルザス地方からドイツ南西部に伝わる、薄焼きの郷土料理です。
薄く伸ばした生地にフロマージュブランなどの乳製品を塗り、ベーコンやオニオンをのせ、高温で一気に焼き上げる。
見た目はピザに少し似ています。
けれど食べてみると、生地は驚くほど薄く、パリッと軽やか。フロマージュブランの爽やかな酸味とコクに、ベーコンの旨味、オニオンの甘み、焼けた小麦の香ばしさが重なります。
日本では、まだほとんど知られていない料理です。
そして私たちがフラムクーヘンについて調べていくうちに、もうひとつ面白いことに気づきました。
日本で紹介されるフラムクーヘンは、ビールやワインとともに楽しむ料理として登場することが多く、夜の食事やお酒の時間に寄ったものが中心です。
では、
昼に食べたらどうだろう。
しかも、紅茶と一緒に。
そこからCONTENARTのフラムクーヘンが始まりました。
きっかけをたどると、ロンネフェルトへ戻ってくる
CONTENARTは紅茶専門店です。
そして、長くドイツの紅茶ブランド「ロンネフェルト」の紅茶を扱ってきました。
だから私たちにとってドイツは、決して突然現れたテーマではありません。
紅茶を通じてドイツの文化に触れ、その背景を調べ、さらにその土地で親しまれている食べ物へ興味が広がっていく。
その先で出会った料理のひとつが、フラムクーヘンでした。
考えてみれば、不思議な縁です。
紅茶を扱っていなければ、ここまでドイツの食文化を掘り下げることもなかったかもしれません。
ロンネフェルトの紅茶が、その先にあるドイツの食卓まで私たちを連れていってくれた。
紅茶から始まって、料理へ。
CONTENARTにとってフラムクーヘンは、そんな縁から生まれた一皿でもあります。
フラムクーヘンを「昼の料理」として紹介したい
フラムクーヘンについて調べていると、ビールやワインとの組み合わせによく出会います。
それは当然のことで、本場でも親しまれてきた楽しみ方です。
ただ、そこで少し視点を変えてみました。
フラムクーヘンそのものを見れば、必ずしも夜だけの料理ではありません。
生地は非常に薄い。
食感はパリッとして軽い。
フロマージュブランには爽やかな酸味がある。
そこへベーコンとオニオン。
しっかり食べた満足感がありながら、重たすぎない。
むしろ昼にちょうどいいのではないか。
日本でフラムクーヘンを「昼の食事」として紹介する例を私たちはほとんど見つけることができませんでした。
だからこそCONTENARTでは、フラムクーヘンを珍しいドイツ料理として紹介するだけではなく、
「昼に楽しむフラムクーヘン」
という体験そのものを提案したいと考えています。
そして、紅茶と合わせるのがなかなか面白い
ここは紅茶専門店として、少し声を大きくしたいところです。
フラムクーヘン、紅茶と合わせるとなかなか面白いんです。
フロマージュブランの爽やかな酸味。
ベーコンの塩味と脂。
オニオンの甘み。
薄く焼いた小麦の香ばしさ。
仕上げに添えるローズマリーの香り。
一枚の中に、紅茶が拾える味と香りがいくつもあります。
紅茶を一口含むと、ベーコンの脂をすっと流してくれる。
別の茶葉なら、小麦やオニオンの甘みがふっと前に出てくる。
香りのある紅茶なら、ローズマリーや焼けた生地の香りと重なって、また違った余韻になる。
紅茶を「食後に飲む」のとは少し違います。
一口食べる。一口飲む。また食べる。
その繰り返しで、料理と紅茶の印象が少しずつ変わっていく。
私たちが面白いと思ったのは、そこでした。
甘いものだけではない、紅茶の時間
紅茶専門店というと、どうしてもケーキやスコーンを思い浮かべます。
もちろん、それは素晴らしい組み合わせです。
でも、紅茶の楽しみ方はもっと広い。
甘いものではなくてもいい。
昼食でもいい。
塩味や香ばしさのある料理と合わせてもいい。
ロンネフェルトの紅茶からドイツへ興味が広がり、その先でフラムクーヘンと出会い、今度はフラムクーヘンを通じて紅茶の新しい楽しみ方が見えてきました。
紅茶から料理へ。
そして料理から、もう一度紅茶へ。
そんなふうにつながっていった一皿です。
代々木で、昼のフラムクーヘンを。
CONTENARTでは、フロマージュブランをベースに、ベーコンとオニオンを合わせたクラシックなフラムクーヘンをご用意しています。
薄く、パリッと香ばしく。
フロマージュブランは爽やかに。
ベーコンとオニオンはしっかりと。
そしてローズマリーを添えて。
そこへ、お好みの紅茶を合わせてみてください。
まだ日本では知る人の少ないフラムクーヘン。
私たちはこの料理を、夜ではなく昼の食卓から紹介してみたいと思います。
ロンネフェルトがつないでくれたドイツとの縁を、一枚のフラムクーヘンと一杯の紅茶にして。
今後はドイツ国内から世界へフラムクーヘンと旅をしようと思っています。
CNN ENGLISH EXPRESSのコラボも決まりました。
ドイツ・アルザス地方とアメリア・ジョージア州とのコラボはなかなか面白い体験になりました。
昼だから出会えるフラムクーヘンを、代々木で。
